Another Planet Love-tune

No Love-tune,No Life! Love-tune or nothing !!!!

ジャニーズにはまった理由①カルチャーショックが大きかった

興味を持ち始めて半年たちましたが、やっとジャニオタの流儀がつかめてきたところです。地下ライブハウス育ちの自分にとって、当初はカルチャーショックが大きく衝撃的でした。日常生活やこれまで属してきてたコミュニティとは全く成り立ちが違う。ギャップが大きいからこそ、刺激的でクセになっているジャニオタの世界。記憶が新鮮なうちに残しておきますね。

ガラパゴス路線を貫き通す企業姿勢

これが一番の衝撃、CDを購入しないと音源が買えない/PVが観られないこと。
今やyoutubeでPV視聴して、気に入った曲をダウンロードやオンラインで購入、ライブに行く流れが普通じゃないですか??
TVや特定の雑誌を中心とした露出が中心で、有形コンテンツを購入するのがジャニ流。ネット中心で無駄なモノを所有しない今のライフスタイルの潮流に反する完全マイウェイ!忘れていたよ、CDプレイヤーとTVの存在を!アナログプレイヤーが流行ってきているし、逆に時代を先読みしてたのかもしれないね。

チケット購入方法が煩雑・コストが高い・入手までに時間がかかること!郵便局での電信振込・当落確認は電話・返金は郵便局の払戻票という未知の世界。アナログツールをフル活用したチケット購入システムも手数料の高さも完全マイウェイ!たぶんデジタル化すると仕事がなくなる人たちもいるんだろうね…。郵便局のサービスが多種多様にわたることを教えてくれました。

■コンサートの決まり事が多い

初めて行ったコンサートを回顧してみましょう。
ジャニーズに興味を持ち始め何かコンサートないかね?と探していて、直近で観られるのがジャニーズWESTの宮城千秋楽でした。青春18きっぷで旅行がてら宮城まで行ってみるのも面白いね、という話から、急遽参戦することに。友人もジャニコンが初めてということもあったので、出発前に濃いオタ友達にもつ同僚に相談してみたところ・・・

  • コンサートはデート
  • 勝手な振り付けや激しい動きは禁止
  • うちわは肩の高さまで

以上を守らないと周囲から怒られるよとのアドバイス。

「コンサートはデート」

会場に到着すると、白を基調としたハイウエストの花柄のふわっとしたスカートにハイヒール。制服化したかのようなゆるふわファッションをまとった年若いお嬢様方が集まってくる。そして担当*1のメンバーカラー*2の小物をワンポイントに取り入れる。革ジャンにアニマル柄にスニーカーのいでたちは完全に浮いています。
さらに、前列や通路前に座る子たちは、開始直前にパタパタとファンデーションを一斉に叩き始める。なぜそこまで丁寧に…と驚愕したのですが、目の前を、メンバが歩いたりメンバが乗ったトロッコ*3が走るし、目の前にメンバが通るからきっちりお直ししていないとだめだよね・・・。ゆるふわスタイルに完璧なメイクってまさしくデート。相手が見ている見ていないにかかわらず手を抜かない女子力の高さ。
ほんとにスタンド後列でよかった!!女子力低くてごめんなさい。

「勝手な振り付けや激し踊りは禁止」

コンサートが開始しました。みなさん一定のリズムでペンライトをふっていらっしゃる。棒立ち。足つらくないのかな…楽しくてノリがいい曲も多いから、こぶしをあげてジャンプしたくなるのを抑えるのに必死でありました。とはいうものの、私が行ったジャニーズWESTはファンも声出ししてて、振りもダイナミックだから思ったよりもアクティブでした。そして開演前に一声隣前後の方に「私動きダイナミックなんですみませーん」「結構ぎゃーぎゃーうるさいから迷惑かけるかも」とかけておけば、win-winだったりするから、ココロおきなくみんなで楽しめることも学びました。ご近所付き合いって大切です!

「うちわは肩の高さまで」

そして、うちわの存在。なぜうちわ?コンサートでみんな歌い踊って熱くなるから、あおぐためのツールなんだろうと勝手に思い込んでいました。
暗闇の中で抜群の視認性を誇るネオンカラーで彩色された「自担名」うちわと「投げCHUして」等のメッセージを書いたうちわを抱えるファン。どうやらうちわは人気のバロメーター・演者の応援ツール・ファンと演者を結ぶためのコミュニケーションツールとして機能している模様。ファンからの要求に対して、きめ細やかかつほどよく焦らしを加える対応はサービス業の鏡でした。後は会場が広いから、自分のファンが多いブロックに行った方が効率的というのもあるのかな。

その後私自身は、メンバーカラー7色を駆使したLove-tuneうちわを手作りましたが、凝り過ぎたがゆえに視認性は悪く会場にグループ名のうちわをもった人など1人もいなかった…。でもここは完全マイウェイ!

■とはいうものの、楽しいオタ活

いやー、これぞ、THE・日本的ガラパゴスシステム。なので独自のルールが確立していくんだろうな。知れば知るほど独自規律と抜け道がクロスオーバーしてて、驚かされることが多い。
オタ活も、校則が厳しい学校の中で、きわどいラインでアイデンティティを主張するのに近いのかな。主張しすぎても周囲から白い眼でみられるし、ダサすぎても馬鹿にされるからバランスをとることが非常に難しくかつ息苦しく思えます。だからこそ工夫していかに楽しむか?苦労して手に入れたチケットの価値を最大限の価値に高めるかに注力したくなるのですl

いやー、久々に、欲望とお金が下支えして作られる消費社会の縮図をかいまみてしまったため、興奮して日々脳が震えています。考察を重ねるうちに、また新たな発見もありそう。小論文並みに長くなってしまいました!次はようやく本題のLove-tuneに話をすすめられる、はず。

■今回の一曲

SexyZone「完全マイウェイ」

SexyZone(以下セクゾ)はキラキラした直球の王道のアイドルソングを聴かせてくれます。「完全マイウェイ」は記念すべきデビューアルバムの1曲目。甲子園球児の開会宣言のような前向きな爽やかさ。この手の清涼感を嫌う人っているのかしら?ジャニーズってデビューアルバムが逸脱してるし勢いがありますよね。そしてタイトル名の言葉合わせの妙。特にセクゾは、ターゲットが子供なせいか「カタカナ+漢字」「カタカナ+アルファベット」といった複数の日本語表記を組み合わせることが多いです。トンチキと評されることも多いですが、日本語遊びのセンスも感じるから私自身は支持しています。「君にHITOMEBORE」なんて、シブガキ隊と同義ですよ!!

ジャニーズ度 ★★★★★
トンチキ度  ★★★☆☆
セクシー度  ★☆☆☆☆

*1:誰のファンかを人に伝えるときは、「名前+担」という呼称をつけます。例えば、私のようなLove-tuneの諸星翔希くんのファンだと「諸星担」という言い方をします。グループが好きな場合はDDという言い方をしますが、これは他のオタク用語と同義だと思われます。

*2:グループによっては、各メンバにカラーが割り当てられています。これはジャニにかかわらず他のアイドルでも同じですね。例えば私が好きなLove-tuneにもカラーはありますが、はジャニーズJrの所属でグループの存続が確約されていないため、オリジナル衣装やグッズに上記のカラーは使われていません。

*3:メンバが会場みんなにご挨拶するための乗り物。キラキラ電飾されたデコトラならぬデコトロに乗って大人の男性がおてふりする姿はシュールさも兼ね備えております。ちなみにトロッコ運転は自動化されておらずすべて人の手によって走行しております。